吸ってはく「炭八」

2020年2月19日

皆さんこんにちは!
出雲カーボン 松岡です。
出雲では今年に入って2回目の積雪です。今年度最後の雪になると良いですが・・・。

さて今日は炭八の調湿能力についてご紹介します。
炭八は島根大学との共同研究により開発した調湿専用の木炭で、一般的な燃料用の木炭に比べて、吸湿量、放湿量が多く、また吸湿スピードも放湿スピードも速いのが特徴です。
下図のように、JISの調湿建材の吸放湿性試験方法によりデータ化しています。

空気の相対湿度53%~75%間では、炭八1グラムで約25ミリグラムの水蒸気を吸ったりはいたりすることが可能です。
室内用炭八(12リットル)は1袋に1.2キログラムの木炭が入っていますので、約30グラム水蒸気を吸ったり吐いたりすることができます。
30グラムの水分量とは、室温20℃、相対湿度60%、8畳1間の空間(約31.7立方メートル)の相対湿度を約10%上昇させる水分量です。
炭八が部屋の中にあると、過剰な水蒸気を木炭中にため込み、室内湿度の上昇を防いでくれます。また、エアコンの暖房をして、空気中の湿度が下がった場合には自身が持っている水分を放湿し、過乾燥を防ぐ働きをします。
この様に、空気中の湿度が上がり過ぎたり、下がり過ぎたりしないようにする「調湿能力」をもっているのが炭八です。
是非、生活の中に取り入れてみてくださいね。