床下用炭八
炭八は約45cm×45cm×7cmの不織布の袋に入った座布団状の商品です。袋のまま床下のコンクリートや土の上に6cmずつあけて床下全面に敷き込みます。
床下換気口からの自然の力で湿気を吸ったり吐いたりするので、一度敷設したらそのままの状態で半永久的に使用できます。
ベタ基礎コンクリートの場合でも、梅雨時には床下の湿度は80%以上になります。コンクリート自体にも水分を含んでおり、約10年を経過すると木材が湿ったり、腐ったりする場合があります。新築時に炭八を敷くことにより、乾燥状態を保つことが出来ます。
床下の地面が周囲より低かったり、家が山の裾にあるなど、床下が非常に多湿な場合には、屋外に暗渠排水などをして、まずは床下の土を乾かすことが必要です。その上で、地面に苗トレイ等を置いて空間を作り、炭八を敷設することをおすすめします。
台所は床下収納庫から、和室は一部の畳を取り除き座板を取れば床下に入れます。洋室等床下に入りにくい場所は、和室等の入れる場所から床下を移動します。難しい場合は、点検口を設置する等工事が必要になりますので、最寄りの建築業者、工務店、住宅設備業者などにご相談ください。
天井用炭八
天井用炭八は約45cm×45cm×9cmの不織布の袋に入った座布団状の商品ですので、袋のままで、天井裏に敷き込みます。敷設の目安は1㎡あたり6袋(1畳あたり10袋)です。なるべく隙間ができないように炭八を敷きます。
自然の力で湿気を吸ったり吐いたりするので、敷設後はそのままの状態で半永久的に使用できます。天井裏の外壁に通気口(天井裏換気口)を設置することでさらに効果が高まります。
天井用炭八を敷設する場合は天井板を通気性のある構造にする必要があります。穴あきボードでなくても石膏ボードやロックウールボードでも通気性があり、天井仕上げ材は透湿性のあるビニールクロスや、紙クロス等をご使用下さい。
天井用炭八の敷設は素人では難しいと思われます。専門的な技術が必要ですので、建築業者にご相談下さい。
炭八を分譲マンションに採用された実績はあります。まずは弊社にご相談ください。地域により建築の設計基準が異なりますので、分譲マンションの販売元と弊社との打ち合わせをさせて頂きます。
分譲マンションのリノベーションで採用された実績はあります。まずは弊社にご相談ください。その後建築業者と弊社との打ち合わせをさせて頂きます。
リフォームにより炭八を敷くのは、防音対策や、結露対策、除湿対策などにとても有効です。まずは弊社にご相談ください。その後弊社と施工される建築業者と打ち合わせをさせて頂きます。
室内用炭八
室内用を部屋に置く場合はタタミ1畳のスペースにつき1袋が目安です。押入では1段のスペースに1~2袋が目安です。湿気の多い所へ置くのがポイントです。環境などにより異なりますので、実際に使ってみて効果が感じにくい場合は数を増やしてご使用下さい。
布団の間やすのこの下にはさみ込むと、布団の湿気を吸収しフカフカになります。布団が乾くことでカビ臭さがなくなり、ダニも減少します。布団にはさむ場合は、炭八が布団から少しはみ出し湿気が外に出るようにします。押入の戸の両側をわずかでも開けておくとより効果が増します。
そのままでも除湿効果はありますが、1月に1回程度天日干しをするとより効果が得られます。
袋を動かす回数が多いと中の細かい炭が出てくる場合があります。通気性のある袋(布製品など)でさらに包むことで同じように使用することができます。
炭八は完全に密閉された所では効果はありません。湿った所と乾いた所の両方がある場所でのみ効果を発揮します。
カビは有機物がエサとなり増殖します。炭八の成分のほとんどは炭素(C)であり、無機質ですので木炭自体にカビが生えることありません。袋の周りにホコリがついてホコリにカビが生えることは想定されますので、その場合はきれいにふき取ってご使用下さい。
袋を開けると炭の微粉が舞い、お部屋が汚れる可能性があります。袋は開けずにそのままでご使用下さい。
粉々になる程度では効果が減少する事はありませんが粉々になるような使い方(クッションとして使う)などは袋から粉が出る原因となりますので避けてください。
乾燥させれば再使用できます。
炭八押入用、炭八タンス用、炭八ミニ
外装のビニールには製造・梱包の都合上、穴が開いていますが、ご使用になるときはビニールから出してご使用下さい。ビニールを付けたままだと効果が得られない場合があります。
炭八押入用はクローゼットに入れる場合は4~6本程度を使用します。トイレには2本程度使用します。炭八タンス用はタンスの引き出しひとつにつき1個程度入れるのが理想的です。下駄箱や衣装ケース、流し台の下に2袋使用します。炭八ミニは靴の除湿に最適であり、靴に直接差し込んで使用して下さい。またバッグの保管に2本程度入れておくのもおすすめです。バッグの口を少し開けておくとより除湿効果が期待できます。
炭八の中身は木炭100%であり、化学物質などと混ぜていない自然素材です。一般的な防虫剤と併用されても問題ありません。
乾燥させれば再使用できます。
そのままでも除湿効果はありますが、1月に1回程度天日干しをするとより効果が得られます。
基本的にお手入れは必要ありませんが、袋にホコリがたまった場合は軽くはらうか、掃除機で軽く吸い取って下さい。水洗いや、雑巾で拭くなど、製品がぬれることは避けてください。
電化製品など発熱する場所の近くでの使用は避けて下さい。直射日光の当たる所に長期間おいておくと袋の劣化が早まる場合があります。水で濡れている所は水を拭きとってからご使用下さい。
粉々になる程度では効果が減少する事はありませんが粉々になるような使い方(クッションとして使う)などは袋から粉が出る原因となりますので避けてください。
乾燥させれば再使用できます。